プチドーム石窯で焼くふわふわパンのレシピ

石窯といえばピザやローストチキンのイメージが強いかもしれませんが、実はパンもとても美味しく焼き上がります。
今回ご紹介するのは、家庭用石窯「プチドーム」で焼く、外はカリッと香ばしく、中はふんわりモチモチなプチパン。
初めての石窯パン作りでも失敗しにくい基本レシピと、窯を使いこなすための温度管理のポイントを丁寧に解説します。
目次
石窯でパンを焼くと何が違うのか?
石窯は遠赤外線の輻射熱によって、パンの外側から一気に熱を伝えるのが特徴です。
その結果、表面はパリッと焼き上がり、中はふっくらとした理想の仕上がりに。
家庭用のオーブンに比べて高温短時間で焼成できるため、水分を逃さず、皮と中身の食感のコントラストがはっきりと出ます。
プチドームのような家庭用石窯でも、予熱と火力をしっかり調整すれば、十分にパン作りが楽しめます。
材料(プチパン6個分)
- 強力粉 … 250g
- ドライイースト(インスタント)… 3g
- 塩 … 4g
- 砂糖 … 15g
- 牛乳 … 150ml(40℃程度に温める)
- 無塩バター … 20g(常温に戻す)
- 溶き卵(焼成前に表面に塗る用)… 少量
生地づくりと発酵
こね・一次発酵
- ボウルに強力粉・砂糖・塩・イーストを入れる(塩とイーストは離して)。
- 牛乳を注ぎ、混ぜてひとまとまりにする。
- 生地がまとまったらバターを加えて滑らかになるまでこねる(手ごねorホームベーカリー)。
- 生地を丸めてボウルに戻し、ラップをかけて30℃前後で約1時間一次発酵。
- 生地が2倍に膨らんだら、軽くガス抜きをする。
分割・ベンチタイム・成形
- 6等分して丸め、濡れ布巾をかけて15分休ませる(ベンチタイム)。
- 丸く成形しなおし、クッキングシートを敷いた鉄板に並べる。
二次発酵
- 30℃前後のあたたかい場所で30〜40分発酵。
- 表面に溶き卵を薄く塗る(焼き色アップ)。
プチドームの準備と温度管理
プチドームでパンを焼く際の理想温度は200〜220℃。
以下のステップで温度を安定させましょう。
- 炭を奥に寄せてしっかり着火。
- 約40分程度、庫内全体を余熱して温度を均一に。
- 赤外線温度計があれば、床温(パンを置く面)も測定しておくと確実。
- パン生地は炭火の直上を避ける位置に配置し、火の回りを均等に。
焼成
- 成形したパンを鉄板ごとプチドームに入れる。
- 焼成時間の目安は12〜15分。途中、焼き色が偏るようなら回転させる。
- 表面がきれいなきつね色になり、軽く叩いて「コンコン」と中が空洞のような音がしたら焼き上がり。
美味しく焼くためのコツ
コツ | 内容 |
---|---|
生地はしっかりこねる | グルテンがしっかり形成され、ふんわりした仕上がりに。 |
発酵温度に注意 | 特に冬場は低温すぎに注意。35℃以下で安定的に発酵させる。 |
窯の予熱は十分に | 焼き始めに十分な温度がないと膨らみ不足や焼きムラの原因に。 |
炭の配置に工夫 | 火力を直接当てず、輻射熱でじんわり焼くのがコツ。 |
まとめ
プチドームでのパン焼きは、家庭オーブンでは出せない仕上がりが楽しめます。
今回は基本のプチパンを紹介しましたが、チーズパンやフォカッチャなどへの応用も自在です。
「焼き上がりの香りまで美味しい」パン作り、ぜひプチドームで体験してみてください。
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